家庭菜園でパプリカを栽培していて「色がつかない!緑のままで赤くならない!色づきが悪い!」と思っていませんか?
私は毎年パプリカを栽培しますが、なかなか色がつかないのです…。
パプリカの色がつかない1番の原因は「パプリカは色がつくのに(熟すのに)時間がかかるから」というのをお伝えします。
パプリカ栽培で色がつかない原因はコレ!
パプリカは色がつくまでに長い時間がかかります。熟すのに時間がかかります。
パプリカに色がつくには、花が咲いてから「60日くらい」かかります。
そもそも、パプリカは色がつくまでに時間がかかるのです。パプリカに色がつかない!赤くならない!色づきが悪い!…と焦ってはいけないんですね。
開花後60日で収穫…といったら花が咲いてから2か月後です。パプリカに色がつくまで気長に待ちましょう。
ピーマンもずっと木にならせておくと色がつきます。ピーマンは熟すと赤色になります。
ピーマンも色がつくには結構時間がかかります。
通常、ピーマンは開花後20日くらいで緑色のまま(未熟なまま)収穫します。
私の住んでいるところは寒冷地なので、パプリカを植え付けるのは5月の連休以降です。パプリカに色がつくまで待つと、収穫するのが8月半ば~9月近くになることも。
花が咲いてから色がつくまでに2ヶ月かかるということは、
パプリカの苗を植え付けてから、色のついたパプリカを収穫するまで、2ヶ月以上かかることになります。
パプリカの木が小さい時も花が咲きますが、私はパプリカの木がある程度大きくなってか実をつけるようにしています。
パプリカの木が小さいうちに咲いた花は、木に負担がかかりそうなので摘んでしまうこともあります。
パプリカは追熟できます
パプリカは完全に色がつかなくても、少し色がついてきたなぁ…というときに収穫して、しばらく置いておくと追熟して色が全体につきますよ。
しっかり完熟して色のついて収穫したパプリカの方が、味は甘いです。
あと、完全に緑の状態のパプリカを収穫してしまうと追熟しないで、緑のままです。
緑のパプリカも美味しい
色をつけるパプリカを何個か決めて、それ以外は緑のまま収穫しピーマン代わりに食べます。ピーマンよりも肉厚ですが、ピーマンとほぼ変わらずに料理できます。
待ちきれない私は、いつもパプリカを緑色のまま収穫してピーマン代わりに食べてしまいます。色がつくのを待ちきれず、どんどん収穫してしまいます。
色をつけると決めたパプリカだけは、色がつくまで収穫せずにじっくり待ちます。
緑色のパプリカもピーマンのように普通に食べることができます。色づいたパプリカのような甘味には少し欠けますが、ピーマンよりも肉厚で美味しくいただけます。
パプリカの色による味の違い
パプリカは色によって少しずつ風味も違います。
緑
葉緑素を含み、しっかりとした食感。緑色(熟していない)のパプリカは最も新鮮な緑の味がする。すなわちピーマンにもっとも近い味ということですね。子供の苦手な青臭い味に最も近いのかもしれません。
黄色
黄色いパプリカには抗酸化作用が期待されるルテインが含まれる。ルテインはニンジンやカボチャにも含まれていますね。黄色いパプリカは、ほんのりフルーティー。生でも焼いても美味しいです。
オレンジ
オレンジ色はβーカロテンが豊富です。優しくマイルドな甘みもあります。赤いパプリカと同じで糖質が多いので焼くとすぐにこんがりと色づきます。
赤
赤いパプリカは緑と比べると果糖が2倍多く含まれます。大変甘く感じますね。自分で栽培して完熟した赤いパプリカを食べたときは甘くて感動しました。
赤い色は抗酸化作用が期待されるカプサンチンとカプソルビンによるものです。
紫
やや甘い。食感もしっかり。外側は紫でも内側は緑色です。
茶色
赤いパプリカの一種です。熟すと濃い深い茶色になり甘味のある風味です。加熱すると色が薄まる。
パプリカ栽培のポイント
パプリカの追肥
肥料切れを起こさないように定期的に追肥してあげます。
私は2週間に1回、根元から少し離れた部分に化成肥料を大さじ3杯くらい追肥しています。
パプリカはとても肉厚で実も大きいです。育つには栄養がたくさん必要なんですね。肥料を切らさないようにしてあげましょう。
パプリカはピーマンと同じようにどんどん花をつけ、どんどん実が付きます。肥料切れを起こすと花が落下して実付きが悪くなることもあります。
パプリカの水やり
パプリカの水やりには以下のようなポイントがあります↓
・加湿にも注意して、乾燥したらたっぷり水やり
インターネットで調べました(笑)
…ですが私は、水やりの時間帯は気にしていません。
朝は何かと忙しいので夕方に水やりしています。真夏は雨が降った日以外は、だいたい毎日水やりしています。
水やりの時間帯など気にしていませんが、枝の徒長などで困ったことはありません。
気になったパプリカの害虫
私がパプリカを育ててみて気になった害虫はアブラムシです。
【私のアブラムシ対策】
- 苗の植え付け時に穴にオルトランを入れる
- アブラムシは基本は手でつぶす
- じょうろの水をかけて流す
- 対処しきれない時は市販の農薬スプレー
まだ苗が小さい時に、アブラムシが大量発生すると苗が弱るので、植え付けの時にオルトランを植穴に入れています。
私はオルトランを植え付け時しか使用しませんが、アブラムシはしばらくつきません。
大きくなって実がついてからは、なるべく農薬を使いたくないので基本は手でつぶしています。
たまにじょうろの水で流すのも試しますが、これはあまり効果がないように思います。
あまりにアブラムシが大量発生して木が弱りそうなときは、仕方が無いので市販の農薬(スプレー)を散布します。
※農薬は使える野菜の種類、収穫までに使える回数や期間に決まりがあるので、注意書きをよく読んでください。
【まとめ】パプリカ栽培で色がつかない原因
パプリカは色がつくまでに時間がかかります。
パプリカに色ついた状態収穫するには、開花から60日程度かかります。なので、色がつかないと焦らずにしっかりとお世話して色づくまで待ってあげましょう。
ちなみに2023年は5月20日頃パプリカの苗を植え付け、色の付いたパプリカを収穫したのが8月16日です。苗を植え付けてから収穫まで3ヶ月くらいです。
パプリカはピーマンと同じく、緑のまま収穫しても十分美味しくいただくことができます。色づくとそれぞれに違った風味が楽しめます。
パプリカの栽培は適度な追肥や水やり、害虫の駆除をして、完熟して色がつくまで気長に待ってあげるのが1番です。
家庭菜園を楽しみましょうね~。