長野県にある人気の温泉地、渋温泉の古久屋(こくや)に泊まりました。
・お料理が美味しい(子供には多すぎるくらいのボリューム)
・お風呂の種類が豊富で子供も大興奮(熱いです!)
・源泉かけ流し!館内から湧いている(宿の床に源泉見学窓あり)
・決して新しい旅館ではありませんが館内清潔。お部屋清潔、広め。(確か14畳くらい)
・館内複雑で迷路のよう。子供たちが楽しかった。
子供3人なので、安い宿(民宿とかホテル)しか泊まったことが無かったんですが、フンパツしてちょっと贅沢な旅館へ行ってみました。7月上旬の記録です。
古久屋へチェックイン!
館内に入るとフワッとお香のいい香り。癒されます~(*^-^*)
チェックイン時に、
・入浴時間の予約
をします。
※21時以降は予約なしでも、空いているお風呂へ自由に入浴できます。
古久屋の駐車場は?
古久屋の駐車場は宿から離れたところにありますが、駐車場から宿へ向かうのではなく、車で古久屋の前まで行きそこで下車します。
②荷物は玄関先で降ろし、部屋まで運んでくれる。
③従業員さんが車を駐車場へ運んでくれる。
④チェックアウトの時も車を玄関まで運んでくれる。
駐車場は宿から離れたところにあるので、歩いて後から荷物を取りに行くのは大変です。
(宿の車で送迎してもらうこともできるようです)
通りは温泉地特有の狭さ。ギリギリ車がすれ違えるくらいでしょうか。それくらいです。
混雑時は観光客もたくさん歩いているので、宿の前までの車の運転は「ゆっくり」で。
古久屋のお部屋は一般和室でも十分広い。アメニティーがそろっているので手ぶらで行ける
一般和室の定員2~4名ですが、14畳あり広々しています。
お部屋の雰囲気は昔ながらの旅館です。特にオシャレではありませんが落ち着きます。
プラズマクラスター(空気清浄機)も稼働していました。
おもてなしのお菓子は落雁(らくがん)。緑茶と一緒にいただきました。
…写真はお腹を減らした子供達が食い散らかした後です…
夕食(食堂)から戻ってきたら布団が敷いありました。
布団を敷く部分とくつろぐ部分があるので、布団を敷いてもらった後も、のびのび。
竹天井が珍しいように感じました↓
ドライヤーや小さな冷蔵庫、お湯を沸かすポットもあります。
アメニティーも全部あるので、なーんにも持って行かなくて大丈夫。
お風呂に行くときに着替えなどを入れていくバックもありました。(持ち帰り不可です)
色違いの袋にアメニティーが一式入ってます。大人は足袋靴下も!
浴衣を着て、下駄で温泉街を散歩する時便利です。
幼児用は、かわいいクマちゃんの袋!持ち帰って使えます。車のオモチャが入っていました。
「古久屋」の目の前は「金具屋」
「古久屋」の前は、通りをはさんで「金具屋」です。
金具屋は、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったと言われている温泉宿。
客室の窓の目の前に、メインの建物(↓)は見えませんが、古久屋の玄関を出てすぐ左向いに金具屋の撮影スポットがあります。
夜のライトアップが豪華です。
翌朝、次男と散歩に行ったら、古久屋の従業員さんが「写真撮りましょうか?」と言って、最初に撮影してくれたのが古久屋の前でなく、金具屋(笑)
古久屋の館内は複雑。階段上り下りがいっぱい
古久屋の館内はちょっと入り組んでいて、複雑。
上り下りの階段がたくさんあって、もしかしたら足の悪いお年寄りなどには、きついのかもしれません。
館内のお風呂巡りをしたとき、迷路のようで、子供達は喜んでいました。
古久屋の館内で源泉が見られる
食堂のすぐ近く。廊下部分に窓があります。
そこから、古久屋の地下にある源泉が見学ができます。
床にある窓から源泉が見学できるって、ちょっと面白いですよね!珍しがってよーーく眺めていました。
そういえば、館内は硫黄(イオウ)のニオイがしていたような…
館内はお香が炊いてありますが、もしかしたら「硫黄のにおい消し」なのかなぁ??
…それくらい間近に源泉があるってことですね。
古久屋さんは源泉を6つも所有しているんですって!
古久屋(こくや)の食事でお腹いっぱい。美味しいお料理。
お料理は食堂でいただきます。
食堂にはお座敷もありますが、私たち家族はテーブル席でした。
【古久屋の夕食】
・先付 ひよこ豆の冷製ポタージュ
・向附 大王岩魚、信州サーモン、佐久鯉のなめろう仕立て、あしらえ一式
・強肴 信州牛ときのこの温泉蒸し
・焼き物 茄子とアスパラガスの和風グラタン
・冷やし鉢 そばサラダ(大人のみ)
・蒸し物 うなぎの羽二重蒸し
・揚げ物 みゆき豚のバルバジュアン
・お食事(ごはん) 皇室献上米 小柳農園のコシヒカリ
・香の物 季節の野菜
・お椀 清まし汁仕立て(鱧(はも)でした)
・デザート 抹茶プリン
最初に用意されていたお料理↓
お刺身は、海なし県信州のお魚ですね!「信州サーモン」も「大王岩魚」も「佐久鯉のなめろう」も。
【信州牛ときのこの温泉蒸し】
分厚い信州牛とシイタケが…キノコいっぱいで、さっぱりヘルシー。蒸し上がるのに少し時間がかかりました。
【茄子とアスパラガスの和風グラタン】
あつあつ!味噌とチーズの愛称がバッチリ。
【蕎麦サラダ】
信州なので「蕎麦」。お肉はきっと「みゆき豚」だと思います。
【うなぎの羽二重蒸し】
茶碗蒸しの中にウナギ入ってます。餡がとろっと美味しい。
【みゆき豚のバルバジュアン】【抹茶プリン】
餃子の皮(?)の中に、みゆき豚のひき肉が入っています。子供達にも人気の味。
茄子、ズッキーニ、根曲がり竹の天ぷらも。
(根曲がり竹は、信州人(=長野県民)は当たり前のように食べますが、ちょっと珍しい細いタケノコ。チシマザサのタケノコです。5月末~7月上旬頃に食べられます)
かなりお腹いっぱいなのに・・・まだ「揚げ物!?」っと思いましたが、サクッと、揚げ物なのに重くなくて美味しく食べられました。
最後にヨーグルト風味の抹茶プリン!これはイイ!さっぱりしてて、おいしかった~!
※鱧のすまし汁は写真撮るの忘れましたが、梅干し入りでさっぱり。鱧の歯ごたえもばっちり。
次々と運ばれてくる料理にびっくりしつつ…仲居さんが仰るには
「昔はもっと多かったんですよ。お客様が食べきれないので昔より量が減ったんですよ」
とのこと。
我が家の子供たちには高級すぎるお料理で、量も多く、残してしまったものがありました。
子供たちが残してしまったものは、夫婦ですべて頂き、旦那は「腹がカチカチ」になり、私も満腹すぎました。
出されたものは残すことができない夫婦です…^^;
もちろん、お食事は全部美味しかったのですが、びっくりしたのはお米の美味しさ!
献上米だからか?炊き方なのか?ここの水が美味しいのか?
普段はご飯をあまり食べない次男(2年生)が「ご飯美味しい。おかわり!」っと。
幼児の食事もボリュームあり
幼児(5歳)には前菜にパスタが出ました。
その後に運ばれてきたのはお弁当。大きなお弁当箱に入った子供料理です。
ハンバーグ、唐揚げ、コロッケ、お野菜、大きなメロン、オレンジ、ご飯、ドラえもんふりかけ…鱧のおすまし付き。
5歳児が喜ぶメニューでした。
小学生の息子たちも「いいなぁ~」という眼差し。子供達はこういう料理がいいみたい。
幼児食も量が多く食べきれず、小学生の息子たちで分けて全部頂きました。
古久屋の朝食(和食)はこんな感じ。洋食も選択できます。
ちょっと、食べちゃってから写真撮ってしまったんですが、和食の朝食はこんな感じです。朝食らしい優しいお料理。
リンゴジュース付きです。
厚揚げにトマトソースがかかっているのが美味しかったなぁ。
チェックイン時に洋食をお願いすると、洋食にもできます。
我が家の子供達には、洋食が良かったかなぁっと思いました。
古久屋のお風呂は種類がいっぱい!子供達大喜び…だけど熱め!
古久屋公式HPを見てもらえると分かるのですが、古久屋のお風呂はたくさんあります!
(参考:古久屋公式HP「古久屋自慢のお風呂」)
全部入浴したくなってしまうのですが、1泊ではさすがに大変です。連泊してゆっくりお風呂を楽しむ方もいらっしゃるとか。
それぞれお湯の温度も違いますが、全体的に熱めです。
次男、三男と館内のお風呂を巡り、「最勝の湯(内風呂)」「一茶の湯(露天風呂)」に入りました。
「最勝の湯」では三男(5歳)は「熱いから入らない」と湯船につかれませんでした。
最勝の湯の雰囲気↓
「最勝の湯」は洗うところも、湯舟も適度に広いです。
雰囲気は一般的な温泉施設の感じなので、趣としては他の湯の方が良いかも。
脱衣所には、冷たいレモン水が用意されていて、心づかいが嬉しいです。
「一茶の湯」は比較的ぬるめだと思います。三男(5歳)も入れる温度。
ちょっと狭いですが、体を洗うところもあります。
子供達、夜の露天風呂が新鮮だったようで、はしゃいでいました。湯舟は広いのでのびのびです。
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旦那は「一茶の湯」「福六の湯」「華清の湯」に入浴。
22時近くに「一茶の湯」に一人で入ったら暗くて怖かったようです(笑)
「福六の湯」は体を洗う場所がありません。
小さめの湯舟が6つあり、古久屋の所有する6つ源泉のお湯を一度に楽しめます。
中に一つだけ離れている湯舟があり、それがすごーく熱い湯です。注意!(←チェックイン時に注意喚起されます)
何かの番組でダチョウ倶楽部さんが収録に来た時、熱すぎてリアクションできなかったくらいだとか(笑)。90度はさすがに…
旦那は、「華清の湯」の雰囲気がとても良かったと気に入っていました。でも、かなりお湯が熱かったと!
※「華清の湯」は女性に人気だそうです。雰囲気が良いもの納得。
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全部入れなかったけど、お風呂巡り(見学)してきました。お風呂によって全然雰囲気が違うので、ワクワクします。
他、全部見てきましたが本当に全部違った雰囲気でした!
子供達帰宅してから「また渋行きた~い。お風呂入りた~い。」だって。とても楽しかったみたい。
入浴時間の予約
チェックイン時に希望の入浴時間(45分間)を指定し、お風呂はすべて「貸し切り」になるようになっていました。
21時からは空いているお風呂に自由に入れました。(混雑具合により時間の変更があるかも知れません)
温泉卓球も楽しめる。古久屋のすぐ近くに無料卓球場あり
玄関を出て左のほうに無料卓球場があります。道具も置いてあります。トイレもあります。
この日は誰もいなくて真っ暗でしたが、卓球場にカギはかかっていませんでした。
電気の場所が分からず苦労しました!
※入ってすぐの左の方にありました。
「無料」だけあって、中は洗練された感じではありませんが、子供が楽しむのには十分です。
子供用の打球台が2台。大人用が1台。
…大人用卓球台の落書きがちょっと残念な感じでした。あとネットがピンと張れなかったです。
夕食後、お腹がいっぱい過ぎたので少し運動しました!
渋温泉街の夜散歩も雰囲気がよい~
温泉街の夜は趣がありますね。渋温泉街の石畳が良い感じ。
この日は小雨ということもあってか、あまり人がいませんでしたが、浴衣で夜のお散歩も楽しむ人たちもチラホラ。
渋温泉の夜は、金具屋の前で撮影がお決まりです!記念撮影用に「お立ち台」が用意されています。
古久屋さんの玄関先に温泉卵(1個50円)!
渋温泉の足湯もすぐ近く
朝食前の次男との散歩。古久屋から歩いて1分もかからないくらいのところに、足湯があります。
…ただ
ものすごい熱くて、足を入れることができませんでした!
水で温度調節できるようになっていますが、全然温度が下がらない…ぬるくならない…
とても熱い足湯でした。
古久屋泊まって良かった~
久々に良い宿だったね~っと私も旦那も満足。
子供達はお風呂が気に入ったようで、また来たーい。
17時半にチェックインして、1泊2日という短い滞在時間でしたが、温泉宿を満喫。
従業員さんもとても親切でした。
家族で幸せな時間を過ごすことができました。